世界の緑化

2017年3月5日(日)



2008年に、私たちはフランク・マイケルに難しい質問をしました。フランクは自然科学者で、以前アメスリサーチセンターのグループと一緒に最初の空飛ぶ太陽実験所を作りました。それは、太陽とその気候について研究し、太陽嵐で宇宙飛行士が揚げられないようにするためでした。私たちはその彼に、もし地球上のすべての人が毎日一本木を植えたら、大気中の炭素はどうなるか聞いたのです。

それは面白い質問ですが、簡単には答えられないものでした。フランクは私たちに不確定な要素のいくつかを説明しました。あなたたちは、どんな種類の木を植えたらいいか知りたいのかもしれません。その木の寿命はどれくらいなのでしょう。その木が枯れたときに、その木に蓄えられた炭素はどうなるのでしょう。森の光合成の純生産性は、面積、土壌、雨水、緯度、そして予測される気候変動によって異なります。その反応として戻されるかもしれない海に蓄えられた炭素すべての影響―二酸化炭素の配分のバランスを取りなおそうとする―などなど。

それでも彼は、うまくいくようにすることに賛成してくれました。このようにして、フランク・マイケルは今年、ブラジルのフォス・ド・イグアスで行われる第七回エコロジカル・レストレーション世界大会で発表するシステムモデルを始めました。

質問は「どれだけの木、土地、バイオ炭が、大気を正常に戻すのに必要で、それはどれくらい時間がかかるのか?」に変更されました。私たちは炭化という歴史的事件についてより、古気候が縮小したり戻ってきたりすることについてもっと知りません。彼の計算とグローバルモデルはより緻密になり、社会的な規模の複雑さに適用させ始めました。森林伐採、人口圧力、エネルギー需要、都市乱開発のような無計画な反転の可能性は何でしょうか?1年後、5年後、100年後どれだけの木が生き延びるでしょうか?誰が面倒を見て、そのような人にどうやって報いるのでしょうか?バイオ炭への転化にどのように支払いをするのでしょうか?


フランク・マイケルとルル・ストーブ

フランクは、全ての男性、女性、子どもが毎日木を植える代わりに、種苗上管理者、企画者、継続して世話をする人などを報償をを十分にして雇用するために植樹チームを作る方が分かりやすいのではないかと質問しました。四季を通じて続く森林再生経済はどのように作ることができるでしょうか?

ワンガリ・マアタイは、彼女が元気づけられたように、もし彼女の山林管理チームに継続的に払ってくれる国際的なグラントがなかったら、ケニヤでグリーンベルトを作るという動きを作ることはできませんでした。

フランクはまた、環境上の面にも着目しました。森林は、生物多様性におけるとても大切なサイクルゲイン、土壌の肥沃さ、複雑さ、再生させるレジリエンスと一緒にエコシステムを機能的に能率的に利用されるべきなのではないでしょうか?だから、私たちは単一種の植樹を避けるべきで、その代りに様々な年齢の、様々な種の根菜、地被植物、中間の高さの木、立ったままの枯れた木、這い上るつる植物、森の巨木が一緒に育てるべきなのではないでしょうか?

彼は、人に知られるようになったらいつかノーベル賞ものとなる、純粋に天才として表現されるモデルを見つけました。彼の「ステップ・ハーヴェスト」システムは、私たちが初めて『バイオ炭解決』で述べたものですが、何百万人もの森林世話人を雇い、無視され見捨てられた「不毛の地」をよみがえらせ元気にさせるという実際的な方法を始めるものです。それは、環境的な機能を最大限に利用しながら、環境の再生と収穫を積み上げるためのパッチ管理の原則に則って行うというものです。チャリティに依存するよりは、資本主義に依存する―準自主的であるけれど零細企業との協働に投資するという健康的なリターンなのです。

今日、私たちはこのシステムを「気候の持続可能な林学」と呼んでいます。

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translated by Yoko Fujimoto


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コミュニティの緑のインフラネットワークの要素を識別し、一覧にし、コンポーネントを取得、構築するためのメカニズムを開発しましょう。

緑のインフラは、コミュニティに反応させるような開発によるプレッシャーがおこる前に計画しておいた方が得策です。地理的な情報システムやコンピューターによるモデリングやグラフィックプログラムを利用すると、次のような緑のインフラネットワーク計画での成功を大きくします。それは、1)システム的にデータを分類し、潜在的な資源を整理し、2)この資源についてコミュニティが理解できるようにする視覚的なイメージを描くことです。それぞれのコンポーネントの取得を優先的にし、目標に達することができるようにする様々なメカニズムを追求しましょう。資源の効果的なツールキットには、プログラムや保護メカニズムの複数のオプションも含みます。緑のインフラへの公的な支援は、包括的なネットワークを構築するのに重要です。それは、公共団体が多くの保護メカニズムのための授権法を適用する必要がでてくるからです。

緑のインフラネットワークを開発することが、包括的な政策文書と地方条例や規則の両方に反映されていることに重点を置くようにしましょう。

コミュニティの緑のインフラネットワーク開発への前向きなアプローチには、1)包括的な土地利用と成長管理計画のなかで緑のインフラを優先する政策論を概説すること、2)政策を法廷措置に移行することがあります。開発時に土地または資源(あるいは両方)をあらかじめ確保しておくよう求める法令を通して、緑の空間や、環境的に傷つきやすい土地の保護に的をしぼることになるでしょう。税金控除あるいは減税額、あるいは高い比重の配当を通じた土地の保護や維持を動機づけにすることは、環境に配慮した政策決定によって進められる一般的な法的措置でもあります。

公的私的なパートナー、プログラム、融資するための計画や長期的な緑のインフラプロジェクトとプログラムを識別しましょう。

多くの緑のインフラネットワークの要素は、街、地方、州という公認の地政学的な境を越えて広がります。地域的なアプローチは、複数の管轄をもつ企業が、緑のインフラを保護し守る機会を考慮に入れていきます。同様に、緑のインフラネットワークによってもたらされる利点が、レクリエーションや文化的な資源や改善された環境の質にアクセスすることで、他のコミュニティの中で個々に広がっていきます。ここでもまた、緑のインフラへの公的な支援が、包括的なネットワークを構築するのに重要となります。公的な資源は様々な形であり、プログラムの「仲間」、緑空間プログラムへの貢献、資金、私的物件の所有者による土地や地役権の寄付を含みます。緑のインフラへの支援は、地域の主唱者にとっての地方の管轄を越えて見るべきです。

緑のインフラの価値を測り、コミュニティに公的な教育と啓蒙活動を指揮しましょう

緑のインフラの開発、維持、保護のための資源の配当は、コミュニティが積極的に検討すると容易に達成できます。緑のインフラには数多くの利点を簡単に含むことができますが、市民やコミュニティの関係者は、おそらくその利点に気付かないでしょう。緑のインフラは、肯定的な税金のインパクト、公正な社会、輸送ネットワークを通じてアドバンテージを提供します。しかし、これらアドバンテージの多くが、人生の質へ消極的に貢献するものとして考えられているため、明確に言わないとすぐには明らかにはならないかもしれません。一般の人が緑のインフラ資源によりたくさんアクセスする機会を作ることが、支援体制をつくり、コミュニティの緑のインフラネットワークの重要性に気付くようにすることになるのです。

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translated by Yoko Fujimoto

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メリッサ・ブレイヤー
2017年3月2日

© IZO

日本では、春、桜の花が目を覚ますときに、花の束の間の美しさを祝うことが大切な習慣になっています。

森林浴をもたらした文化に、春に花を咲かせる木を祝うための語彙が日本語にあることは、それほど驚くことではないかもしれません。

通常、桜の花を見ることに限定していますが、花見とは、文字通り「花を見ること」を意味しています。8世紀の奈良時代の習慣では梅の花に人々が集まりましたが、その後の数世紀の間に、桜の人気が圧倒しました。


© 春の美の間– Dwarf Cherry Trees at Omuro Gosho Temple" 1904 / Prints and Photographs Division, Library of Congress

花見は名詞でもあり動詞でもあり祝うことですが、「花見をする」こともできます。では、人はどのように花見をするのでしょうか?木々の間をただ歩くだけ、あるいはちょっとの時間にそれぞれ美しい木を大いに楽しむこともできます。けれど、実際はもっと多くのことがよく行われています。

伝統的に花見は、桜のピンク色の塊の下のピクニックまたはパーティーを伴います。友達や家族、好きな食べ物とお酒があります。そしてもちろん、木々と束の間の花―それは2週間以上はもたない―の美しさに尊敬の念をもちます。

この習慣は日中だけのものではありません。夜の花見は夜桜と呼ばれ、暗い夜空に桜が明るく映えるよう提灯などで特別に照明を当てることで、なおいっそう美しくさせるのです。


© Yukikae4B

花見について愛すべきことがたくさんあります。アメリカでは、私たちはクリスマスに木を祝いますが、木を切り倒し、居間でそれが死にゆくさまを見守ります。私たちには植樹祭があります。これは祝日のなかで一番人々に忘れられているものでしょう。けれども、私たちは木なしには何もできないのですから、毎日木をたたえる歌を歌うべきでしょう。木々のあふれんばかりの春の数週間から始めることが、とても素敵な方法でしょう。

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translated by Yoko Fujimoto


| 世界の緑化情報 | 04:57 PM | comments (x) | trackback (x) |
気候変動モデルは、上昇している二酸化炭素レベルによる恐ろしい結末を単に予測する以上のものであるべきです。つまり、悲惨な結果を変えることのできる政治的な選択ができるように助けなければならないのです。そうでなければ、保険引き上げ率を計算し、緊急プランを立てるためにそこそこ役に立つだけになってしまうからです。

先導するメリーランド大学の国際的なグループの科学者は米国科学アカデミーの5人と同じように数えられるランクの人々ですが、彼らの書いた論文には、焦点を科学に当てすぎて社会学に十分に焦点を当てていないことから、現在の気候モデルが間違いなく失敗すると議論されています。

「人間のシステムは、地球のシステムの中で非常に支配的になってきている」

論文は次のカギとなる2つの観察を行っています:

1.現在のモデルは、予測される人口増加、GDP増加、あるいはその他の社会的な要因の影響を述べているかもしれませんが、これらの要因を二つ一緒に、双方向性のフィードバックのループに統合していません。

2.社会的要因を外面的に扱うことで、気候モデルが対費用効果、あるいは良い投資としてではなく、「コスト」として気候変動を制御するための尺度を人々に知覚するようにしています。

解決方法ですか?統合されたアセスメントモデル(IAMs)のような現在のモデルを放り上げて、気候変動に影響を与えるかもしれないより広い要因をもっと予測することのできる新しい地球システムモデル(ESMs)を作ることです。

このような忠告の基盤になっている概念は、「カップリング」として知られているもので、一つのパラメーターでの変化が、他のパラメーターの原因となるときのものです。IAMsは、エネルギーや農業の影響を含むことでこの頭文字に「統合され」たのです。しかし、それでも人口増加への気候変動のインパクトを考慮に入れることができないかもしれない外部のレポートから、人口のような要因を入力しているのです。

広範な統合がどれほど重要であるかを見るために、次の例を挙げましょう。それは、私たちが女性の出生率低下や人口増加の速度が遅くなっていることを知っているかということです。社会的な要因と気候に現れる現象を「カップル」しない現在の気候モデルに、教育は優先的な影響として選ばれることはありませんが、地球システムモデルでより十分に分析されることができるでしょう。おそらく、現在電気自動車に使われている助成金は、教育的なものへより費やされることになるのでは?

またはその逆です。教育が一人あたりの収入において大きく成長することに寄与しているので、人口減少の効果は、金持ちの人口の典型的な非常に高い環境的なフットプリントによって圧倒されるかもしれない(最も裕福な10%の人々は、炭酸ガス排出の半分以上を生産しているのです。)

もっと重要な例では、現在の気候モデルは解決法として、化石燃料使用の膨大な減少を指摘しています。このはっきりとした前に向かう道筋は、政治的な牽引力を得ることができずにきていますが、それは地球規模での経済に「コストがかかりすぎる」ものとして捉えられているからです。地球システムモデル(ESMs)は、私たちが排出したり需要へ供給したりするようにする地球の能力のなかで制限することによって、成長が阻害されるようになるにつれて、私たちの大気や河川が人間が排出するものの排出先として使用することも「コストが掛かりすぎる」とどのように見せるかという必要があります。

論文を書いた科学者たちは、良い政策は、とても難しいことであるモデルを単に完璧にすること以上のものがあると賢明に指摘しています。家族計画や、公害排除対経済開発成長といった問題を議論するときには、人権問題も考慮に入れられなければいけません。

およそ産業革命の頃から、私たちが人新世の時代に生きていると公式に提案してきました。この主張は、新時代の概念が認められるかどうかに関わらず、私たち人間が現在この惑星の進化において最も大きく影響する要因であることを伝える意図があります。また、結局私たちはどんなに理解していないかを証明し、私たちの進化に影響するのは地球となるのです。

今後も見ていかなければいけないものは次のことです。地球システムモデル(ESMs)は、人新世が最も短い時代になるという結果になる前に、気候変動について否認主義や徹底的な無関心を突破することができるかということです。


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