世界の緑化

デレク・マーカム
2019年6月19日


CC BY 2.0 Bob Owen

文字通りに1世紀の森を10年で育てることができないのははっきりしています。けれども、自然が森林をつくる過程を真似することで、ミニ森林を始めることは可能なのです。

街や近所の外にあるものとして森林を見るのではなく、森林や「野生」の空間がデザインされた公園や保護地にのみ存在すると考えるのではなく、私たちがもつ裏庭の小さな部分に、野生を持って育てる時期がきています。庭はだれかの適切な風景デザインのアイディアにのっとっていることが多くあり、芝、人気のある木、灌木、観賞用木などが使われ、庭の指定された空間に置かれます。しかしこのアプローチでは、どのように自然が物事を行い、資源(時間、燃料、水)を減らすためにより多くの資源を使うということに直面します。

ずっと良い選択肢は、森林が自然に育つ方法を真似することです。自然な森林とは、多くの多様性と豊富な肥沃な土壌、自然と互いを守りあう複数の木々の層です。このアプローチはシュブヘンドゥ・シャルマが彼の小さな森林で行い、メンテナンスなしで自己持続する「都会における天然種の超密、生物多様ミニ森林」をつくることを可能にしています。

サミが以前シャルマについて書きましたが、彼は元工業エンジニアで、彼の持つ権限で成熟した工業に造林させるという考えを追って仕事をやめた人です。造林は伐採の反対語と同族語ですが、もともと木が生えていた地域の森林を再生させることに焦点をあてるのではなく、この過程が今まで木が生えたことのなかった(あるいは現在はだかになっている土地、多くの都会の裏庭のような)場所に森林をつくることをします。

TEDトークのなかで、自然と戦うのではなく自然とともに働くという彼の視点を描きました。それは植物を植えるためであり、地域の生物多様性を増やし、大気の質を高め、人間や野生動物の食べ物を育て、郊外、オフィスの公園、工場、学校の校庭に日陰や保護地域を提供することができる小さな森林を育てるためです。

(TED Talkへ

日本人の森林エキスパート宮脇昭でのインターンシップで、シャルマの造林の旅が始まりました。この人は通常より10倍速く森林を育てることを可能にする方法を開発し、彼自身の実践森林プロジェクトを通し、彼自身の識見でこのアプローチを改善最適化しつづけてきています。土壌第一、造林では自然主導過程でシャルマの植樹の超ローカル焦点は、エコシステムをつくるために自然が使う再生過程を真似することを追求するだけでなく、適切な種や森林の成長の効果を高める役に立つ植生比を決定するソフトウェアを使う「自動車組み立て」論理のような工業的過程の考え方をかなり取り入れています。TEDブログで、彼はその過程を簡単に6段階に分けています。

「まず、土壌から始めます。私たちはどの栄養がその土壌に不足しているかを確認しました。そしてこの土壌で気候によってどの種類のものが育つか確定しました。それからどのような滋養物も必要であれば土壌に与えられる地元で利用可能な豊かなバイオマスを確定しました。これは典型的な農業的あるいは工業の副産物で、鶏糞肥料やpress mud(砂糖生産の副産物)のようなものですが、万能です。私たちは該当地域から50キロメートル以内で手に入れるというルールを作りました。これはフレキシブルにならなければいけないという意味です。一度1メートルの深さの土壌を修復し、80センチメートルまでの高さの若木をとても密集させて植えました。1平方メートル四方に3~5本の若木を植えています。森林自体は最低100平方メートルをカバーしなければなりません。これが密集した森に育ち、8か月後には太陽が地面に届かなくなります。この時点で、降った雨が保たれるようになり、落ちた葉はすべて腐植土になります。森林がより成長すると、自身で栄養をより作るようになり、成長が加速します。この密度によって、それぞれの木々が太陽光を求めて競争し始めることにもなり、それがこの森林が早く成長することになります。

シャルマの会社、Afforesttは、「野生で、土着の、自然でメンテナンスフリーの森林を可能な限り低コストで作る」ために働き、土壌の質を分析するための調査機の環境に取り組んでいるといわれています。それは、会社が「世界中どこでも」土着の森林を成長させるための具体的な方法を示せるようになるためのものです。あなたの裏庭でやってみませんか?

もともと2016年に掲載されたものをアップデートしました。

ソースはこちら

translated by Yoko Fujimoto

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