世界の緑化
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ジュリアナ・スペランザ、ビビアン・ロメイロ、フランクリン・フィーダー 2017年7月7日


ブラジルにとって、気候進展へ向かう道は木々の間を通っている。 (Flickr/Julien Sebire)

おおよそ80パーセントの世界的な温室ガス排出と世界的なGDPの80パーセントをG20が占めているから、G20の国々が気候政策がとても重要だという責任を担うかどうか。ドイツ首相アンゲラ・メルケルは、7月に行われる今年のG20のゴールとして気候政策に責任をもつと宣言しました。このサミットの下準備で、WRI研究者たちは、私たちのG20の国々のG20気候発展ブログシリーズを通して、パリ条約のもと、それぞれのターゲットへの進展に注目することになるでしょう。

7月5日、ブラジルの大統領メシェル・テメルは、パリ条約に法的拘束力を与える法令を認めました。しかし森林破壊は進んでおり、ブラジル政府はアマゾンの保安林から保護をやめ、原住民の土地への権利に対する脅威の加速という、物議をかもす行動を考慮にいれているのです。

これら開発は、世界で7番目に温室効果排出量の多い国が、パリ条約の国家気候約束を達成できるようになるだろうかという疑念を抱かせます。それは国家気候約束が、森林伐採の抑制に大きく拠っているからです。

同時に、ブラジルの市、州、あるいは州ではないアクターは、クリーンな成長を大事にする炭素減少ゴールを設定し、市民社会は国家気候政策の透明性、参加、意欲に声を上げています。

確かな約束、不確かな未来

パリ条約では、ブラジルは2025年までに、2005年レベルと比較して37パーセント温室効果ガス排出を減らすNDCを設定しました。



主要な尺度から、ブラジルはNDCゴールを達成するだろうと予測しています。
・2030年までにアマゾンの雨林での不法森林伐採ゼロを達成する
・2030年までに1200万ヘクタールに植林する
・2030年までに1500万ヘクタールの劣化牧草地を入れかえ、統合された普通畑―家畜―森林システムを500万ヘクタール拡大する。

最近の森林伐採増加を考えると、土地利用の重要さが変わり、ブラジルのNDCを進める森林セクターは、引き続き増えることが期待されています。森林伐採は世界最大の雨林アマゾンで昨年29雄パーセント増加しました。合計すると798,900ヘクタールが失われました。森林伐採の増加―国として温室ガス排出減少をアマゾンで10年間にわたって成功したあとに始まった―は、最近の法執行の課徴金減免制度、森林地帯規制の改訂、土地投機、その他の要因によって不法な伐木を可能としたため起きました。違法な伐木はブラジルでいまだに広まっており、しばしば広範囲な森林の荒廃と乱伐につながっています。不法、無計画な森林の農地への開拓も大きな問題となり続けています。

この進歩の失敗は、多国参加のアマゾンファンドを危険な状態に陥れています。このアマゾンファンドとは、アマゾンでの森林伐採に対抗するための資金調達プロジェクトです。6月にノルウェーは6000万ドルファンドを減らしました。もしアマゾンでの森林伐採が増え続ければ、資金的な支援はさらに、0にさえなるかもしれず、そのことはさらに森林伐採と闘うことを難しいものにします。

ブラジルの合法的なアマゾンでの年間森林伐採割合


現地に住む人々とコミュニティにとっての土地への権利を傷つけることは、気候進歩をやはり崩すことになります。WRIが出版した「気候の利益、終身土地保有権の経費:アマゾンにおける原住民の土地への権利を確かなものにするための経済的なケース」は、詳細に次のように説明しています。土地が現地の人やコミュニティの手に公平に入ると、環境、社会、経済的な利益を促進し、一方で気候変動を弱めることになります。もし失敗すれば、現地に住む人々の土地への権利をはく奪することが、より多くの森林伐採を引き起こし、気候ゴール達成を困難なものにすることになるでしょう。

ブラジリアでは混乱があるものの、他の州は気候アクションが加速


最近の出来事は国の貢献を疑わしいものにしています。しかし、気候アクションのための他の道はまだ残されています。

最も大きな世界的な地方政府の気候変動を軽減するための努力の一つとして挙げられるものは、マト・グロッソが出したものです。それは、多くの国々の環境矛盾を段階分けするブラジリアン・ステイトでした。2015年に始まり、生産、保護、包含プログラム(Produzir, Conservar e Incluir)は、250万ヘクタールの劣化土壌をもとに戻し、アマゾンでの森林伐採を90パーセント減らし、セラード(ブラジルのサバンナ)での伐採を95パーセント減らし、2030年までに280万ヘクタールから600万ヘクタールの土地を持続可能な森林管理下地域に広げます。
アマゾンのパラー州も、独自の気候変動軽減政策をデザインしました。パラ―2030は、低炭素経済を開発し、GHG排出を減らし、再生を促進する戦略を打ち出しています。持続可能な開発をこの地域で促進する機会の一つは、この領内における生物多様性の広大な特定保護地区であることから生まれています。このエリアは、農業からバイオテクノロジーに至るまでの産業で使われる原料を供給しています。

市民社会も気候アクションに貢献しています。ブラジルのNDCの実施に透明性をもたらし、ゆっくり時間をかけて国の政策の目標値を上げる努力の支援をしています。気象観測とブラジルの気候、森林、農業との提携の面で力を発揮しています。

森林保護に一か八かの賭けをする

もしブラジルがその経済の脱炭、生物多様性の保存、現代的で民主主義的な南アメリカの国家としての確立に努めるなら、そしてそれは人権基準に揺らぐことがなければ、森林や現地のコミュニティのための保護に一か八かかける必要があるでしょう。これらの保護は、国のNDCを達成する助けとなるでしょう。

原文はこちら

translated by Yoko Fujimoto


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