世界の緑化
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メリッサ ブレヤー
科学/自然科学
2017年6月13日


CC BY 2.0 Max Pixel

街路灯やその他の街の状況が、都会に生える木を不健康にし本来の能力を発揮できなくしている

「木は、私たちと全く同じなんです!」部門の私のお気に入りの森林官が、私が長いこと可能性があるのではないかと疑ってきた問題の計測をしました。それは、都会の木は、自然界の多くのものと同様に、一晩中明るいところに置いておかれると辛い時間を過ごすことになるというものでした。

「木も夜寝なければならないのです。」とピーター・ウォーレンベンは、ウェールズのヘイフェスティバルで聴衆に向かって話しました。「調査によれば、街路灯に近いところに生える木は、他より早く枯れます。夜、寝室で明かりをつけっぱなしにするようなもので、そんなことをしたら皆さんにもよくないのです。」

木のことを知っていて、そして木を擬人化して大事にする人がいるとしたら、それはこのウォーレンベンです。ドイツの森林官でベストセラー作家である彼は、木を人間のように話すことについて躊躇しません。「私は人間の言語そのものを使います」と彼は言います。「科学的な言語は、全ての感情を取り除き、人々が理解しなくなってしまうからです。」『木は子どもに授乳します』と私が言えば、誰もが私が何を言っているのか分かります。」

ウォーレンベンは1987年から森林について勉強し、森林で働いてきました。そのため彼はうらやむべき経歴を持ち、このような考えに達したのです。そして彼は、彼の最近の観察を照明するための調査を提示します。2016年に欧州委員会は、木や草の夜間の人工的な光による影響について研究する資金を準備しました。ロンドンのThe Timesによると…

昨年エコロジー誌のジャーナルに掲載された論文では、人工的な光が「春の芽を出す」タイミング、紅葉の時期、落葉(枯れた葉が落ちる)の時期に影響を与えることが証明されたとありました。この研究は、人工的な光が、木の、葉を茂らせ花を咲かせる年間リズムの変化「木の健康、生存、再生」に大きな影響を与えていることになっているかもしれないと締めくくっています。

ウォーレンベンが委員会に、都会の街路樹がより健康的に長生きできるように、また電力消費を減らすために、夜間、街路灯を消すべきであると言うのは分かりきったことです。(光害を減らすその他の利点はたくさんあります。天国についてよく考える大昔からの楽しみ、星空を見上げるという機会…そして星を生で見る。)

街路樹が直面している他の困難には、木が孤独になり、近くに生えている仲間のサポートシステムを受けることができずに大きくなろうとしていることがあり、これは、森林の中に生えている木々がどのように社会的に生きているかを表したウォーレンベンが取り上げたテーマです。

彼は、「都会に生える木は、森林のストリートキッドみたいなものです。」と歩道の地下の硬い土のなかで根が苦しんでいることを付け加えながら言います。もし土が十分になければ、木は夜間も道路や建物から放射される熱で暖められることになります。森林では冷やされるのとは反対の現象です。都会の木は、栄養や水を集める助けとなる森林の微生物を共有することができないのですが、市の職員による世話も十分には受けられません。

その一方で、この路上で静かにたくましく生きる生物は、私たちに多くのリターンをもたらしています。マット・マックダーモットがここで以前、「木に賞賛を歌っている間に」に書いたように

・ 若くて元気な1本の木の純冷却効果は、10部屋分のエアコンが1日20時間稼働するのに匹敵する。エアコン10台分が1本の木で!!
・ あなたの家の西側に今日植えられた一本の木は、5年後には3%のエネルギー削減になり、15年後には12%の削減になります。
・ 木一本あたり、粒状物汚染を9−13%減らします。オープンな場所に対して27—42%、木よりも下の地面にほこりが達する量も減らします。
・ もしあなたの家の近くのあなたの所有物に木が生えていれば、家の価値は10−23%も上がります。
・ 都会では、1本の木の植樹と木の手入れに3年間で250ドルから600ドルかかり、木の一生で得られる(街の美化などをのぞく)直接的なリターンは9万ドルになると試算されています。

その他にもたくさんあります。気候変動の軽減、野生動物の居住地域の増加、メンタルヘルスの向上などです。木が私たちにしてくれること全てに対して、私たちが最低限して返すことができるのは、寝る前に電気を消すことなのではないかと思います。

ウォーレンの素敵な、前進的な木に対する考えを彼の著書「木の隠された生活:何を感じ、どのようにコミュニケーションをするか−秘密の世界から発見したこと」を読んでください。

原文はこちら

translated by Yoko Fujimoto

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